観音さん(3)

(更新日2023/06/30)【観音さん(3)】に追加
●紫雲山 宝厳寺  (近江の国)
   2025/06/27 第30番札所
●岩間山 正法寺  (近江の国)・・・通称 岩間寺
   2025/06/27 第12番札所

第1の目的地の宝厳寺は琵琶湖の竹生島(ちくぶじま)にある。
我々は長浜港からフェリーに乗ることにした。
自宅を朝6時に出発し、高速道路で伊賀土山ICまで行き、国道・県道を乗り継ぎ、無事長浜港のフェリー乗り場に一番乗りを果たした
往復券(長浜➡竹生島➡長浜)2枚を現金で買った。
その後、妻が窓口で調べ、a× payが使えたのにと言う。回線をN××からa×に変えたとき、5万円程度のポイントがもらえたが、それを使える絶好の機会を逸した。
何ということだ。総額は変わらないのに7,200円の小遣いを道に落とした気分である。

 

気を取り直して、出発を待っていたら、予約の団体さんが乗り込んできた。
丈を持ち編み笠を被った先達付きの本格的団体である。
ということは、団体から掛軸と御朱印を多量に預かっている添乗員がいるはずだ。
いわゆる記帳の代行サービスである。 納経所でこの添乗員が私の前に並ばれてはたまらない。
噂に聞く、納経所までの165段の石段を駆け上る競争、ひそかにその覚悟をしたのである。
中学生のころ短距離選手であったためか、走ることについては訳もなく真剣になる。
一方、フェリー上では琵琶湖周航の歌が優しく流れ、竹生島は次第に近づいてきた。
その竹生島のさらに北の地は奥びわと呼ばれ、2年前に桜を求めて旅をした思い出がある。

眼前に竹生島の宝厳寺が見えてきた。

添乗員は掛け軸が覗いた紙袋を持っていた。
やはり!
彼は団体の入山料を別口で支払っている。
その様子を見てすかさず自動販売機で入山料を支払い、とんでもなく急峻な石段を駆け上がった。
最後の20段で足が止まり、息も止まるかと思った。
ともかく、無事に掛け軸と御朱印帳に記帳してもらったのである。

ご詠歌:月も日も波間に浮かぶ竹生島(ちくぶしま) 船に宝を積むここちして

先ずは、本堂(弁財天堂)にお参りである。
団体さんは先達の指示のもとに般若心経と真言を斉唱していた。

この階段を登り切ったら・・・

宝物殿である。

同じ階段を下り、やっと西国三十三カ所の観音霊場三十番札所である唐門(国宝)と観音堂(重文)に着いたのである。
この観音堂の千手千眼観世音菩薩像は、当山御本尊の弁天様と同じく、60年に一度だけ御開扉される秘仏である。
もうこの世では会えない仏さん・・・かも。

船廊下(重文)
豊臣秀吉の御座船「日本丸」の船櫓を利用して作られた天井だそうだ。


都久夫須麻(つくぶすま)神社(竹生島神社)本殿(国宝)の前に茅の輪があった。
そういえばあと3日で「夏越の祓」だ
さあ!練習だ!
「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えて茅の輪をくぐった。

皿を投げてそれが眼下に見える鳥居をくぐると願いが叶うという。
2枚ともあえなく手前に墜落である。
いつもそこからが問題なのである
神様も全ての願い事などいそがしくて聴いてられないので、これで振り落としていると考えてみると納得もできる。
では、願いは?出来るだけ自助努力!それ以後は本当に「神様お願い!」と任せるしかないのである。
そこに団体の先達がこうすれば鳥居まで届きます。と講釈をしていた。
しかし技術的な投げ方の問題かなあと思うのである。
神社側としてはきっと、「さあ!再度トライ!出来るまでトライ!」だろう。one-try-¥400!それも一理あると思う。
しかし、全員が和気あいあいとして、楽しんでいる。
なんのことはない。結果や理屈はどうでもよいのである。それでこそ神様も一緒に楽しめる。
こんな気楽さをやすやすと外国の宗教に明け渡したくなし、文句も言ってもらいたくない。
日本には最高の神様がお住まいである。

昼食(11:50)は道の駅「近江母の郷」でいなり寿司と巻ずしを購入し、車の中で食べたのである。
ここは2年前、倭姫の御巡幸地「坂田の宮」【坂田神明宮】を訪れる途中で同じく昼食を取った所であった。

ここは白王町という。偶然近くを通ったので、妻に寄ってくれと言われた所だ。
この地元の農家は舟でしか行くことのできない田んぼを「権座」といい、雲出井土地改良区の事務員である妻はこの白王町集落営農組合を理事研修先として計画したのだった。
下記写真の向こうに見える島が「権左」でボート2台~3台に横板を通してトラクターや米俵を積んで運ぶという。
白王町集落営農組合・副代表は愛称を「ゴンザレス」と言い、とても面白く話をされる方らしい。

右手に石山寺を見て、標高443メートルの岩間山の中腹を目指して軽自動車は登り始める。
駐車場には2台の車が止まっているだけであるが、奥深い山の緑にとても落ち着くのである。
しかし、往昔(後白河などの歴代の天皇が尊崇する)には熊野・吉野と並ぶ日本三大霊場の一つであったという。
御本尊の千手観音は、毎夜地獄を駆け巡り、苦しむ人々を悉く救い「汗かき観音」と言われている。
こんな汗、かいてみたい思うが、一緒に苦しんでかく汗なら、ひょっとするとかけるかもしれないと思うのである。

ご詠歌:水上(みなかみ)は いづくなるらん 岩間寺 岸うつ波は 松風の音

早速、本堂の納経所で掛け軸と御朱印帳に記帳してもらった。

芭蕉の池
芭蕉はこの岩間寺で俳句を確立したといわれ、「古池や 蛙飛び込む 水のおと」の碑がある。

日本一の長寿桂といわれているが、相当後ろに行かないと全体が撮影できない。
その前に広がっているのがあじさい園である。
日本一の長寿であれば、認知症が心配である。
この岩間寺は日本五大ぼけ封じのお寺である。
自分の為ではなく人のために長生きするのであれば、頭の上に皿を乗せ、ぼけ封じほうろく灸をしている姿に仏様もエールを送りたいと思うに違いない。

帰路についた。
高速はやめて、ゆっくり景色を楽しむことにしたのである。
国道422号で南東に進み、信楽を抜け国道25号を潜り県道2号を進み大山田付近で国道163号を津市の方向に進み長野トンネルを通り帰宅した。

写真は瀬田川洗堰を左に見る

(更新日2025/07/12)【観音さん(3)】に追加
●菩提山 穴太寺(あなおうじ) (丹波の国)
   2025/07/10(木) 第21番札所
●西山 善峯寺(よしみねでら) (丹波の国)
   2025/07/10() 第20番札所

伊勢自動車道・新名神・京滋バイパス・京都縦貫道の高速を乗り継いで目的地に向かった。
トラックが数珠つなぎで、平日の特有の威圧感を感じていた。

●菩提山 穴太寺(あなおうじ) (丹波の国)    2025/07/10 第21番札所

拝観料を支払うとき、ふらついて危うく転倒しそうになった。
若い学生のような受付の女性に「大丈夫ですか。」と心配されて、自分が高齢者という現実を思い知らされたのである。

この本堂の、観世音菩薩は三十三年ごとに開帳される秘仏である。
また薬師如来は完全秘仏でいまだかつて開帳されたことはないそうである。
しかしながら、本堂の右奥に布団を被って横たわる釈迦如来があり、自分の病の箇所と同じ箇所をなぞり自分の箇所をなぞり返すと病が治るといわれている。なぞられて全身ぴかぴかである。思わず布団をめくり眺めてしまった。
何と悩みの多い男性の方々がおられるのか。
頑張っていただきたい。

●西山 善峯寺(よしみねでら) (丹波の国)

亀岡市街を抜け山の中腹を見ると、多分あれが善峯寺であろう。
かなり山を登るとやがて山門前パーキングに到着した。
そこから山門まで少し登り、そこで受付をした。
いただいたパンフレットの中の地図の写しが下図である。
以下、下図の赤線に沿って参詣をしたのである。

山門前パーキング

山門
入山料を納めるとき、参拝ルートにあじさいを浮かべた池があると教えていただいた。

観音堂(本堂)

観音堂に別れを告げ鐘楼堂(つりがね堂)に向かう。

鐘楼堂(つりがね堂)
浄財を入れ鐘を突いた。鐘の音に乗って厄が除かれていったはずである・・・。

鐘楼堂から眺めた京都市内のパノラマ

国指定天然記念物の五葉松
「遊龍の松」と命名され、全長37メートルの「日本一の松」と言われている。

白山 桜あじさい苑につながる道
今回はPASS!

幸福地蔵さんのおなかの付近に「自分以外の幸せを願いましょう。」と記載されている。

釈迦堂
手水に浮かぶガクアジサイ

薬師堂

この池が山門で聴き及んだ池に違いない。

阿弥陀堂

再び観音堂から山門を通り善峯寺に別れを告げたのである。

丁度、昼過ぎだったので、善峯寺からの参道で食事をとった。
京つけもの・京佃煮たっぷりの定食で、我々にピッタリの店であった。(善峯寺参道 よしみね乃里)

亀岡市へ別れを告げ、長岡京市の長岡天満宮を参拝した。

長岡天満宮から京都を横断し宇治市に入った。
天ケ瀬ダムを通り、国道307号に入ってしばらくすると「お茶の郷 木谷山」の店がある。
ここの【抹茶ソフトクリーム】はなはだ濃く、よそでは味わえないというキャッチが決して大げさなものではないとわかる。
その滑らかさを堪能し、自宅に向かったのである。