歳時記(3)の続き
歳時記(3-2)
ホタル飛び始める
小学生2~3年のわずか2秒程度の記憶。
ちんちくりんの服で、虫かごとタモを持ち、「どんど川」の縁でホタルの光に魅せられたように立っている自分がいる。
今でも事実か夢なのかはっきりしない。
しかし、その映像が何度も繰り返し浮かんで来る。
高度成長期には「どんど川」もかなり汚れ、ホタルの姿はすっかり消えた。
それから、何十年たったのだろうか。平成18年から、誠之地区社会福祉協議会は環境を考えるきっかけにしようと農業用水路「どんど川」を管理する雲出井土地改良区と協力し、誠之小学校2年生と共同でホタルの幼虫を放流する事業を始めた。
同時に、誠之地区社会福祉協議会の役員である山出さんは毎年ホタルの数の確認を始めた。
苦節16年、毎年ホタルの放流を続け、それまで多くて10匹程度であったが、何と今年60匹と各段に多く飛んだのである。
初めから関わってきた雲出井土地改良区の事務員さんも、山出さんのこれまでの努力奮闘に大感激だ。
今年5月29日の午後8時頃、蛙の大合唱の田圃の中、「どんど川」の縁でゆらゆらと懐中電灯が光る場所を目指した。
到着すると、丁度新聞社の記者が写真を撮っていた。下記がその時の記事【ホタル飛び始める】である。
その日、「どんど川」の川面の近く、ツーと線を引きながら点滅する2秒余りのホタルの光りが見えた。
それが川面に写り込んで、付きつ離れつ、2匹の命の輝きに思えた。
これが『2秒の記憶』かも知れない・・・・。

【故山出久春さんを偲んで】 誠之地区社協だより 第33号(令和4年1月発行)から抜粋
山出久春さん ありがとうございました。
誠之地区社協設立以来、役員として17年間活動された山出久春さんが令和3年8月1日永眠されました。謹んで哀悼の意を表します。
山出さんと言えば、私達の活動の始まりでもあり、どんど川に"ホタルが飛び交う姿を見たい"との思いでホタルの幼虫放流を試みて17年間…。
その間にはいろいろなご苦労がありましたが、昨年6月には今まで一番大量のホタルが乱舞する姿を見ることができました。
山出さんが何事にも全力で取り組んでいる姿は、今でも眼に浮かんできます。地区社協にとりましては、大変なショックを受けましたが、みなさま方のご協力ご支援をいただき前向きに活動していきたいと思っておりますので今後ともよろしくお願いいたします。
山出さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
なお、永年の功績に対し、令和3年度三重県社会福祉協議会会長表彰を受賞されました。
当時、私は社会福祉協議会の職員として誠之地区社協の設立に携わり、そのときから関わってきた。
妻は、雲出井土地改良区の事務員として当初から関わってきた。
二人とも、その人柄に惹かれるのにそう時間はかからなかった。
きっと飛び交うホタルを見たとき、どれかは山出さんに違いないと思った瞬間、きっと涙が溢れるだろう。
あじさいまつり「かざはやの里」 2021/06/06
多種多様な藤の世界から僅かな期間で一変した。あじさいの世界が出現したのである。
妻は仕事であった。
私は自立した個人として「個人幻想」の中にいる。だからこそ、最後の一枚の写真がある。
「個人幻想」は相手にも自分にも「互殺の和」の覚悟を強いる。
幻想という考え方を学んだ瞬間から、その知識は己から離れて実践を強いるのである。実にそうなのである。


夏越の大祓 2021/06/30
昨日「ことの葉綴り」に以下のエッセイが掲載された。
『宮中でも「節折(よおり)」「大祓」
こんにちは。いよいよ明日は、「夏越の祓(なごしのはらえ)」です。
伊勢の神宮をはじめ、全国の神社では、半年間の穢れを祓うご神事が行われます。宮中でも、「大祓」はとり行われます。
天皇陛下の背丈を同じ竹を折り、祓い清める「節折(よおり)」の行事もあり、神嘉殿の前で、皇族をはじめ国民のためにお祓いの行事も行われます。
六月三十日は、ご神事によい「神吉日」。
六曜は「先勝(せんしょう)」午前が吉。
十二直は、物事が平らで円満にに成るという「平(たいら)」
二十八宿は、「軫(しん)」婚礼、地鎮祭、祭祀に吉。
と、いうわけで、ぜひ、明日六月三十日は、午前中の間に、神社へお参りをして、今年上半期の穢れや淀みを祓ってはいかがでしょう!』
今日は6月30日(水)で、毎週水曜は成年後見業務の日と決めている。
市役所の介護保険課に行って、介護保険負担限度額認定申請書を提出した。
どうも国の制度変更で食費の限度額が倍になるかも知れない。月にすれば22,000円のUPになる。
これでは、今の施設に入所できなくなる可能性が高い。危うく市の職員と喧嘩しそうになったが、国が決めたこと・・・と飲み込んだ。
この社会は彼らに、「かつかつの余命」をあたえるだけで、それ以上は何もあたえない。(ボーヴォワール)
今日は夏越の大祓だ。午前11時だ。
まだ間に合う!
市役所から氏神さんの元へ直行した。
茅の輪をくぐりながら、今年上半期の罪や穢れを祓って落とし、身も心も清くなったのである。
「茅の輪くぐり」の唱え詞(となえことば)は多種ありそうだが、下記①②③が知られている。
①左廻り: 水無月の夏越の祓えする人は 千歳の命延ぶといふなり
(六月に夏越の大祓をした人は、寿命が千年にも延びると云われている。)
②右廻り: 思ふこと みな尽きねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓ひつるかな
(思い悩む事が全て無くなってしまうように祈りながら、麻の葉を切りに切って大祓をするのだ。)
③左廻り: 蘇民将来 蘇民将来
【京都人の密かな愉しみ 夏編】を思い出す。

東京オリンピック開幕2週間前
若者の感染拡大、デルタ株の拡大、緊急事態宣言下の開催、接種希望に対するワクチン不足などにあいまって、この1年間で日本中で行われる予定であった行事が次々と中止に追い込まれた。
しかし、オリンピックだけは開催をするのだ。
日本国民はこれに矛盾を感じ、マスコミが拡散。意識調査で開催中止が多数となった。
四面楚歌とはこのことか。
世界中がコロナ禍で、しかも緊急事態宣言下で、どの様なオリンピックの開催が可能だろうか。
開催に疑問を持つ多数の国民に向けて、無観客で競技をするアスリートに向けて、ワクチンを確保できない多くの国に向けて、未来を指し示すメッセージはきっとある。
ホスト国として、準備不足で不器用で洗練されていなくても、誠実な対応を世界に発信する限り、コロナで苦しむ世界はこのオリンピックに意味を見い出してくれる気がするのである。
東京オリンピック開幕当日
そうだ、日本には君がいる。
君だけが頼りだ!
「崖っぷちありがとう!最高だ!」(松岡修造)
変わるものと変わらないもの
買った時は青だった。
花言葉は『忍耐強い愛情』だ。私にピッタリだ。
それが ウォー~ 何と緑に変身した。
ドキドキして花言葉を調べた。何と『辛抱強い愛情』だ。やはり私にピッタリだ。😢

老いてなお
『書くとは瞬間を救い出すこと
第一が自分の経験を伝達する喜び
次に言葉で人や事物を永遠化させる喜び』
(ボーヴォワール)
「若さ」で経験した数々の喜びがある。
「老い」に向かう時、その喪失を経験する。
しかし、老いて経験できる喜びがきっとある。
それを伝達し永遠化させる喜びもあるかもしれない。
しかし、「そんな喜びがあればね~」と多くの眼差しも感じる。
『おひとりさまの老後』(上野千鶴子 著)
『男おひとりさま道』 (上野千鶴子 著)
ひと通り目を通した。
今は、おひとりさまではないけれど、それでも大変な「老い」の厳しさ。
これから何としよう。

日本一有名なマスク 2021/11/14
本日のテレビで安倍のマスクをデスッてた。
残りのマスクの倉庫費と検品作業で莫大な経費がかかるという。
無駄使いの極地だそうだ。
配布を受けたとき、しみじみと手にとって眺めた。
私はそれを神棚に上げた。
守ってください
それは今も神棚にある。
終の棲家となるか
仕事中、携帯電話が鳴り響いた。
申請中の特別養護老人ホーム(特養)の入所担当者からだ。
明日、被後見人Tさんが入所している介護老人保健施設(老健)へ面接に行くという。
---うまくいってくれと祈る---
翌日、契約の話で来てくれと連絡が入る。
---やったね!頑張ってくれました Tさん---
今年の6月30日(夏越の大祓の日)に、市役所の介護保険課に行って、介護保険負担限度額認定申請書を提出した。
その後、施設利用料の請求書が届いたとき、その月の収支を計算すると、予想通り赤字となった。
要するに「支払えなくなったら出てくださいね」と我国に言われたのである。
「何をいっているのでしょうか。」と応戦するしかない。
2ヶ所追加申請し、合計4ヶ所の特養を申請して、多床室の空きを待った。男の多床室は少なく競争率が高い。
今週12月5日が契約の日と決定したが、無事契約できるかどうか。
これで終の棲家が決まる。(老健には住民票を移せないが、特養には住民票を移せるのである)
---あと一歩 Tさん---
久々の奈良県(2021/11/28)
デルタ株が収束に向う中、オミクロン株が顔を出す
今しかない
誰も考へは一緒
奈良公園は人・人・人
即、柳生方面へと舵を切る、”困った時の円成寺さん”
境内の食事処で、松茸づくしの豪華な「里定食」
智拳印を結ぶ如来さん、”お久しぶりです” とご挨拶
境内に向かう石段も、手すり頼りに登り切り、シルバーカーも押し切った
紅葉の中の柳生の里とお気に入りの靴
一足早い誕生日(12月1日)のプレゼント
妻のお母さんも今日が誕生日
先ほど電話を入れました。
健やかであれ


幸あれ
今日は、Tさん、介護老人保健施設(老健)から特別養護老人ホーム(特養)に引っ越しだ。
看護師の目には涙が光る。
何も言わないTさんは下を向いたまま。
きっと、別れの日と知っている。
一人暮らしで認知症になり病院へ、大病を克服し、老健へ移る。そして本日特養へと移る。
数日後、妻にお菓子を二箱買ってもらった。
一つを持ってお世話になった老健へ行く。
「Tさんに頼まれてお届けに参りました。今までありがとうございました。」
次に、これからお世話になる特養の窓口に行く。
「Tさんに頼まれてお届けに参りました。これからよろしくお願いいたします。」
きっときっと、Tさんはこの気持ちであったと思う。
これからの人生に幸あれ!

